★ 映画『シュガーマン 軌跡に愛された男』と音楽レビュー☆

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アカデミー賞で
「長編ドキュメンタリー」賞を受賞した
スウェーデン・イギリス合作による
2012年制作のドキュメンタリー映画
『シュガーマン 軌跡に愛された男』。

ちょっと、予想外の映画でした☆

映画を見終わった後からも
じわじわと感動がわき起こってきます。

加えて、全編に渡って流れる
せつなくもあり、詩人によって
紡ぎ出されたようなリリックと音楽が
心に染み込んできます。

この映画『シュガーマン 軌跡に愛された男』は、
日本でも昨年春に公開されました。

音楽評論家の渋谷陽一氏も
推薦の映画ということもあって、
蔦谷でDVDレンタルしてみました。

映画のストーリーについては、
ここではあえて触れませんが、
dj Hideky kun が最も感銘を受けたのは、
この映画でフィーチャーされている
「軌跡に愛された男」こと
アメリカはデトロイト出身の
アーティスト、ロドリゲスという人の
人間性とでもいうのでしょうか、
これこそ、ロック!なのではないか?!
と思えたのでありました。

1970年と翌年71年にそれぞれ1枚、
計2枚のアルバムをリリースするも、
本国では全く売れず、その後は
地元で肉体労働を続けています。

でも、仕事に対しての悲壮感のようなものは
彼からは感じることはありません。

いつも温厚で、物静かで、
紳士的なロドリゲスは、
仕事に行く時はいつも、
肉体労働には似つかわしくない?!
洒落たスーツ姿で向かいます。

また、貧しく、質素な暮らしの中でも
娘たちに対しての情操教育も素晴らしい
ものがあると感じました。

ハイソサエティのパーティに
気負うこともなく娘たちを連れて行ったり、
美術館などにもよく行っては、
普段から歴史的芸術に触れさせるなど、
心を豊かにする教育と環境に、
成人した娘たちも、父親である
ロドリゲスにとても感謝していました。

また、6度に渡る南アフリカ公演を
成功させた後も、その収益を全て
親戚や家族に提供し、今なお、
地元のデトロイトで淡々と
肉体労働を続けるロドリゲス。

一度はアーティストを辞めた彼が、
数十年の時を経て、数千人の
オーディエンスを前にライブができたことに、
彼は「二度の人生を送ることができた」
と言っています。

この言葉からも、もうこれで十分、
だからこれからも普段通り、生きていくよ、
とでも言っているように感じました。

なんだか、この映画を通じて観てきた
ロドリゲスという一人の人間の
生き方そのもの、全てが、ひとつの
ロックンロール!って感じがして、
ぶれることなく、何かに左右されることもなく、
自分自身を見失うことなく、しっかりと
持ち続ける生き様の、大変さと大切さ、
そして、めちゃくちゃクールで格好いい!
と思ったdj Hideky kun なのでありました。

もちろん、心に染み入る音楽も最高♪

サントラCDはもちろん、リイシューされた
ロドリゲスのデビュー・アルバム、
『Colt Fact』のアナログ盤も
ゲットできました♪

リリックも素晴らしい!!

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