昨年、2回に分けて、ワーナーミュージックジャパンから
歴史的名盤と呼べる全10タイトルのSACD(Hybrid仕様)が
リリースされました。
売れ行きも評価もまずまずのようであります♪
既に何枚か購入済みという方も多いと思いますが、
これらパッケージの最大の“売り”は何と言っても
5.1chサラウンド&ステレオ音声が
収録されていることだと思います。
また、2011年DSDマスター音源を使用している点も
見逃せないポイントです。
そのほかにもHybrid仕様のSACD盤なので、
通常のCDプレーヤーでの再生が可能です。
しかも、どのタイトルも思わず「聴いてみたい!」と
思える名盤揃いでありまっす☆
と言うわけで、かくゆうdj Hideky kun も早々に
何枚か購入してしまったひとりであります。
まとめ買いはしなかったのですが、週末CDライブラリーを
整理していると、いつの間にか10タイトル中7タイトルも!?
CD棚にあるではありませぬかぁ~!!
と言うことで、折角ですからここでまとめて今一度、
比較試聴してみたいと思った次第であります♪
ちなみにdj Hideky kun の手元にあるタイトルは、
① Eagles『Hotel California』
② Deep Purple『Machine Head』
③ Linda Ronstadt『What's New』
④ Donald Fagen『The Nightfly』
⑤ Fleetwood Mac『Rumours』
⑥ The Doobie Brothers『The Captain Me』
⑦ The Doors『The Doors』
の計7作品であります☆
本来ならば、5.1chサラウンドのレビューをすべきなのですが、
残念ながらdj Hideky kun 宅には、
試聴可能なシステムがありません。。。。。(涙)
なので、今回はCDステレオ音声の試聴比較となりますです。
試聴システムはいつものように2ndシステムを使用しました。
アンプ :Atoll IN100se
CDプレーヤー:Atoll CD100se
スピーカー :Dynaudio DM2/10
で、まず最初に比較試聴したのは
④ Donald Fagen『The Nightfly』でありまっす♪
云わずと知れた名盤中の名盤でありMAX。
アナログも含めるとdj Hideky kun も一体何枚持ってるのか?!
というアルバムであります☆
今でも数年前、スティーリー・ダンのライヴを
この目で観れた時の感激が忘れられません!!
さてさて、話は戻りますが、今回比較したのは、
2008年にリリースされたSHM-CD盤であります。
で、その比較試聴結果や如何に~っ?!?!?!
まぁ、あくまでもCDステレオ音声での比較なので、
というエクスキューズ付きになりますが、
結果はSHM-CD盤の方に軍配が上がりました。
SHM-CD盤の方が高域から低域まで全域でのバランスや
SN比が非常に良く、音楽的Hi-Fiサウンドを
気持ちよく聴くことが出来ます。
対してSACD盤の方は、良く言えば多少アナログ的、
悪く言えば低域の締りがゆる~い感じです。
でも、それなら断然、アナログ盤の方がいいじゃん!
ってことになってしまいます。実際、そっちの方が
音は格段に良いので。
と言うわけで、一回戦はSHM-CD盤の勝ち~っ!であります。
さて、次に比較試聴したのは
② Deep Purple『Machine Head』であります☆
比較したのは2000年デジタル・リマスター盤であります。
一聴して分かるのは明らかに2000年デジタル・リマスター盤の方が
音圧が高いということ。
が、しかし、SACD盤の方が若干ですが、
各楽器の音の分離が良いように聴こえます。
う~ん、これは迷いますねぇ~。。。。。
でも、ロックですから、ここはMore Power!!ということで
2000年デジタル・リマスター盤の勝ち~っ!であります。
番外編になりますが、ディープ・パープルとしてならば、
2008年にリリースされた名盤『ライヴ・イン・ジャパン』の
SHM-CD盤が最高~!!でありまっす☆
こりゃ、マジで、自分が武道館に居るのではないか?!
と思えるくらいの錯覚に陥ること請け合いであります。
さてさて、三番手は⑤ Fleetwood Mac『Rumours』であります☆
比較したのは2002年デジタル・リマスター盤であります。
結論的にはSACD盤の勝ち~っ!であります。
2002年デジタル・リマスター盤も決して悪くはないのですが、
SACD盤の方がとにかくサウンドがクリアで、定位感も非常に良く、
比較となるとSACD盤の勝利となってしまいます。
続いての比較試聴は、
⑥ The Doobie Brothers『The Captain Me』であります☆
比較するのは外盤(輸入盤)、Mobile Fidelityから
リリースされているこちらもSACD(Hybrid仕様)盤であります。
こちらは限定盤なのか、ジャケット裏面に
シリアルNo.が刻印されています。
で、肝心のサウンドについてですが、
これはかなり好みが分かれるかもしれませんが、
dj Hideky kun 的には断然、ワーナー国内盤のSACDを選びます!
Mobile Fidelity盤に共通して言えることですが、
とにかく音圧が低い!!
ただ、その音色はアナログ的マイルド感に近いとも言えるので、
あとは好みの問題だとは思いますが、やはり、ここは
クリアサウンドで、元気良く、弾んで、飛び跳ねて楽しく聴きた~い!
と思えるアルバムなので、ワーナー国内盤のSACD盤の圧勝!
としたいと思います。
ということで、ここまでの戦績?!は、2対2のイーブンであります。
お次の対戦は、⑦ The Doors『The Doors』であります☆
で、対戦相手は、2007年にリリースされた40周年記念ミックス盤です。
この対戦もなかなか甲乙付け難い一戦であります。
40周年記念ミックス盤の方がクリアなサウンドなのですが、
ジム・モリソンのヴォーカルの押し出し感やこのアルバムが
リリースされた1967年にタイムスリップして
その当時の音を間近で聴いているかのように感じるのが
SACD盤なのであります。
てなわけで、最終戦はSACD盤の勝ち~っ!ということで、
比較する音源にもよりますが、今回はワーナーミュージックジャパンから
リリースされたSACD(Hybrid仕様)って、
5.1chサラウンドが楽しめなくてもなかなかオススメですよ~♪
という結果と相成りました。
ん?!
① Eagles『Hotel California』と
③ Linda Ronstadt『What's New』は、どうだったんだって?!
すみません!
この2タイトルについては比較するCDを持ち合わせていないので、
割愛させていただきました。。。。。
もちろん、どちらもオススメですが、
① Eagles『Hotel California』に関しては、
やはりアナログ180g重量盤で聴くに限る!と思います。。。
③ Linda Ronstadt『What's New』については、
今回のSACD盤で十分、満足できるのではないでしょうか。
まぁ、でも折角なので、やはり一度は5.1chサラウンドで
聴いてみたいものであります。
う~ん、その実現のためにはまず、
AtollのSACD200を導入するしかないかなぁ~、
な~んて、また良からぬ?!思いを巡らせている
dj Hideky kun でありましたとさ♪(苦笑)