★ 映画『ドライヴ(Drive)』鑑賞レビュー

昨日は1st dayということで映画館へGO~♪


とはいうものの、現在公開中の映画で正直、観たいっ!

と言う作品がなく、いささか選択に悩みどころでありました。


『スターウォーズ エピソードⅠ』の3Dにしようかとも

思ったのですが、あまりにもレビュー評価が低かったため、

今回は却下。
まぁ、元々が2D撮影なので、3D効果には

やはり限界があるのでしょう。。。


『ヒューゴの不思議な発明』の3Dはレビュー評価は

高いのですが、何故かこの日の気分ではありませんでした。。。


ということで、決定打はないものの、前日の3月31日から

公開がスタートした『ドライヴ』を観ることにしたdj Hideky kun ☆


この作品、2011年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で

見事、監督賞を受賞した作品とのこと。


その監督は、我が愛するスピーカー・ブランド、Dynaudioと同じ、

デンマーク出身ということもあってか、やはりハリウッド映画とは

タッチが異なります。


浮遊感漂う音楽とスローモーションでの動きを観ていると

イギリス映画『フローズン・タイム』を思い出してしまいました。


ストーリーとしては、主演のライアン・ゴズリング演じる映画の

スタントマンでもあり、強盗の逃走を請け負うドライヴァー

でもある主人公が、故障した車の修理がきっかけで

アパートの隣人である子持ちの女性、アイリーンと知り合い、

ほどなく恋に落ちるという設定から話は進んでいきます。


楽しいひとときもつかの間、アイリーンの服役中のダンナが

出所してきたものの、多額の借金返済のために強盗を

強要される羽目に。


そして、そのダンナの強盗時の逃亡を請け負うことにした

ドライヴァーの主人公なんですが、ここから血で血を争う

出来事に巻き込まれていくのですが。。。。。


途中、何度も殺人場面がありますが、観る人によっては

目を背けたくなるような演出シーンでもあります。


しかし、dj Hideky kun には妙にリアルに描かれているように

感じもしました。


そして、映画全編に使用されている切なくもあり、

なんともシュールな音楽がさらに作品の独特の世界観に

誘ってくれます。


主演のライアンがアイリーンとその子供に時折見せる

屈託のない素直な笑顔と組織の悪党を見据える

冷め切った目つきの対比も印象的でした。


ハリウッド映画お得意の凄いカーチェイスシーンや

バトルアクションシーンが多用されているわけでもなく、

淡々とストーリーは展開していくのですが、

この監督が生み出す映像、例えばそれは

アメリカのフォトグラファー、ウィリアム・エッグストーンの

作品のようなタッチと色彩、そしてシュールで切ない音楽とが

巧みに融合させた独特の世界観に引き込まれていくのです。


まぁ、何度も観ていたいっ!と思えるほどの作品では

ありませんでしたが、久し振りにこうした作品にめぐり会うと、

学生時分、昼の日中、独りでガラガラの映画館で

単館系ロードショー作品を観ていた頃のことを思い出した

dj Hideky kun でありました。


でも、音楽(サントラ)は、また聴きたくなるかもしれませんね。


ファッション・ショーに使えそうなスコアも収録されています♪

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